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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科68巻6号

1996年06月発行

原著

当科における最近の甲状腺手術例の検討(第4報)

著者: 松浦徹1 山田哲生1 加藤昭彦1 山田弘之1

所属機関: 1山田赤十字病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.524 - P.528

文献概要

 緒言
 甲状腺は頭頸部領域に位置する臓器であり,この部は一般外科との境界領域である。しかし,甲状腺の疾患では,咽喉頭異常感や嗄声などの症状を主訴に耳鼻咽喉科を受診することが少なくない1)。また,甲状腺手術は周囲に喉頭,食道,気管といった臓器を有しさらに甲状腺裏面には反回神経も走行していることから,われわれ頭頸部外科医が手術を行うべきと考えている。
 当科では1986年より甲状腺疾患に対して積極的な治療を開始し,過去3回手術例の検討を行い第1〜3報までの報告をしている1〜3)。今回第4報では,1986年から1995年までの術後の合併症である上皮小体機能低下症や反回神経麻痺について検討した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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