icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科68巻7号

1996年07月発行

原著

鼻副鼻腔悪性黒色腫の2症例

著者: 假谷伸1 赤木博文1 結縁晃治1 宇野欽哉2 小川晃弘1 西崎和則1

所属機関: 1岡山大学医学部耳鼻咽喉科学教室 2姫路赤十字病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.598 - P.602

文献概要

 はじめに
 悪性黒色腫は,メラノサイトから発生する悪性腫瘍で,理論上メラノサイトが存在する部位であれば体中どこにでも発生する。一般には,皮膚原発のものがよく知られているが,鼻副鼻腔,口腔咽頭などの粘膜に発生する悪性黒色腫は,皮膚原発のものに比べ予後不良である。今回われわれは,鼻副鼻腔原発の悪性黒色腫を2例経験した。1例は外鼻錐体翻転術による腫瘍全摘出術および放射線治療,他の1例は,インターフェロンβの局所注射による保存的治療を行い,対照的な経過をたどったので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら