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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科68巻8号

1996年08月発行

文献概要

原著

小児鼻出血とスクラッチテスト陽性率の相関

著者: 三好彰1 馮霓1 三邉武幸2 鈴木恵美子2 程雷3 徐其昌3 殷明徳3 小島幸枝4 松井猛彦5 尾登誠5

所属機関: 1三好耳鼻咽喉科クリニック 2都立荏原病院耳鼻咽喉科 3南京医科大学医学部耳鼻咽喉科 4東邦大学医学部耳鼻咽喉科 5都立荏原病院小児科

ページ範囲:P.722 - P.726

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 はじめに
 小児鼻出血の背景として,アレルギーの関与を重視する意見がある1)。小児では,鼻アレルギーの症状が明確でなかったり症状をうまく説明できない反面,鼻をいじったりして鼻出血を生じやすいからであろう。しかしこれまでの小児鼻出血とアレルギーの相関の検討は,耳鼻咽喉科外来を受診した例に対して実施されたものである。
 それに対しわれわれは今回,小中学生に対する通常の学校健診とスクラッチテストを施行したその結果から,児童生徒における鼻出血とスクラッチテスト陽性率の相関について検討した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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