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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科68巻9号

1996年09月発行

原著

急性扁桃炎として発症した抗甲状腺剤による重症汎血球減少症

著者: 東松琢郎1 松井玲子1

所属機関: 1名寄市立総合病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.806 - P.809

文献概要

 はじめに
 抗甲状腺剤の重篤な副作用として無顆粒球症は広く知られている1)。また顆粒球だけではなく二次性再生不良性貧血の原因となって汎血球減少症をきたすことも知られてはいるが,その頻度はきわめて低い。最近われわれはバセドウ病に対して抗甲状腺剤チアマゾール(以下MMI)が使用され,重篤な汎血球減少症に至ったまれな症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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