icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科69巻1号

1997年01月発行

原著

Pasteurella multocidaによる副鼻腔炎の2症例

著者: 東松琢郎1 松井玲子1 安達俊秀1 高橋光明2

所属機関: 1名寄市立総合病院耳鼻咽喉科 2旭川医科大学耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.24 - P.27

文献概要

 はじめに
 Pasteurella multocida (以下P.multocida)は家畜,野生動物の口腔,呼吸器,腸管などの常在細菌であるが,しばしば宿主に敗血症などの重篤な疾病を引き起こすこともあるグラム陰性短桿菌である1)。感染動物による咬傷などにより,ヒトにもまれに感染症を引き起こすとされているが,耳鼻咽喉科領域での報告はきわめて少ない。われわれはこれまでP.multocidaによる副鼻腔感染症を2例経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら