文献詳細
原著
幼児のボタン型リチウム電池食道異物の1症例
著者: 金田裕治1 佐藤尚徳1 高橋利弥1 草野英昭 村井和夫1
所属機関: 1岩手医科大学耳鼻咽喉科学教室
ページ範囲:P.44 - P.47
文献概要
ボタン型電池は生体内に滞留した場合,短時間で化学反応をおこし,時に重篤な障害をもたらすことがあることはよく知られている。食道異物としての報告は1977年Blatnikら1)が初めてとされている2,3)。今回,われわれは幼児のボタン型リチウム電池食道異物1例を経験したので文献的考察を加え報告する。
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