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トピックス 頭頸部領域の乳頭腫—その基礎と臨床
III.口腔乳頭腫
著者: 安藤一郎1
所属機関: 1順天堂大学医学部附属浦安病院耳鼻咽候科
ページ範囲:P.841 - P.843
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口腔乳頭腫(papilloma)は口腔粘膜上皮の増殖性・隆起性・角化性病変で,境界鮮明な,表在性,限局性の白色,結節性,カリフラワー状の有茎性,孤立性,緩徐な外向性発育を示す有茎性良性腫瘍である。この腫瘍の発生頻度は口腔生検検体の2〜15%1,2)を占め,唾液腺嚢胞(29%)2)に次いで多い。
口腔乳頭腫(papilloma)は口腔粘膜上皮の増殖性・隆起性・角化性病変で,境界鮮明な,表在性,限局性の白色,結節性,カリフラワー状の有茎性,孤立性,緩徐な外向性発育を示す有茎性良性腫瘍である。この腫瘍の発生頻度は口腔生検検体の2〜15%1,2)を占め,唾液腺嚢胞(29%)2)に次いで多い。
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