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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科69巻12号

1997年11月発行

原著

めまいと脳波異常

著者: 竹森節子1 矢島一枝2

所属機関: 1虎の門病院神経耳科 2虎の門病院神経内科

ページ範囲:P.857 - P.862

文献概要

 はじめに
 いわゆるdizziness症例では,フラーとする,クラクラする,意識がなくなる感じがする,電車の中で気分が悪くなる,などの訴えが多い。
 平衡機能検査で中枢神経障害の所見もなく,温度刺激検査の左右差もない。訴えのわりには所見に乏しい症例である。これらの中にはCMI検査でIII型,IV型と精神病,心身症を思わせる症例もあり,その専門的治療が必要となる。
 また,軽い精神安定剤を用いるとかなり改善される症例もある。しかし,精神安定剤抗めまい薬を投与しても一向に良くならない,と訴える症例もある。これらの中には,脳波検査で異常所見がみられた症例もあり,今回,このような症例につき検討した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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