文献詳細
文献概要
原著
体外衝撃波結石破砕術の唾石治療への応用
著者: 天野肇1 竹下有1
所属機関: 1藤枝市立総合病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.879 - P.883
文献購入ページに移動 はじめに
唾石症は,これまで腺内および移行部唾石は皮膚切開にょり,導管内の唾石は口内切開により治療されるのが一般的であった。
近年,体外衝撃波結石破砕術(extracorporeal shock wave lithotripsy:ESWL)による腎結石・胆石の治療が普及する中,1989年Iroら1)が唾石への応用を報告して以来本邦でもいくつかの報告があるが,治療成績は必ずしも良くなかった2〜4)。
今回われわれは,唾石14例に対しESWLによる治療を施行し,治療成績,適応について検討したので報告する。
唾石症は,これまで腺内および移行部唾石は皮膚切開にょり,導管内の唾石は口内切開により治療されるのが一般的であった。
近年,体外衝撃波結石破砕術(extracorporeal shock wave lithotripsy:ESWL)による腎結石・胆石の治療が普及する中,1989年Iroら1)が唾石への応用を報告して以来本邦でもいくつかの報告があるが,治療成績は必ずしも良くなかった2〜4)。
今回われわれは,唾石14例に対しESWLによる治療を施行し,治療成績,適応について検討したので報告する。
掲載誌情報