文献詳細
原著
文献概要
はじめに
結核性疾患は抗結核剤の開発,普及,予防医学の発展,生活水準の向上などによりその頻度は著しく減少した。それとともに耳鼻咽喉科領域の結核症も少なくなった。しかし,全く消失したというわけではなく,外来診療においてときどき遭遇することがある。特に悪性腫瘍との鑑別が困難であることと,活動性病変を保持した場合その感染性が社会的に問題になる。
そこで過去20年間に当施設を受診した喉頭結核16例の特徴について,文献的考察を加えて報告する。
結核性疾患は抗結核剤の開発,普及,予防医学の発展,生活水準の向上などによりその頻度は著しく減少した。それとともに耳鼻咽喉科領域の結核症も少なくなった。しかし,全く消失したというわけではなく,外来診療においてときどき遭遇することがある。特に悪性腫瘍との鑑別が困難であることと,活動性病変を保持した場合その感染性が社会的に問題になる。
そこで過去20年間に当施設を受診した喉頭結核16例の特徴について,文献的考察を加えて報告する。
掲載誌情報