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連載 症状から見た耳鼻咽喉科・頭頸部外科シリーズ
⑧耳閉感
著者: 小林一女1
所属機関: 1昭和大学医学部耳鼻咽喉科学教室
ページ範囲:P.184 - P.189
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耳閉感(耳閉塞感)は日常の診療でよく遭遇する症状であり,耳閉感=耳管狭窄症=耳管通気という観念が長く続いていた。しかしここ数年,耳閉感は種々の疾患で認められる症状であることが理解されてきた。実際には,耳疾患すべてに耳閉感が起こるといっても過言ではない。しかし耳閉感を主訴に受診する患者はある程度限定されてくる。耳閉感を主訴としうる代表的疾患を表1に示した。耳閉感を主訴に来院した患者に対する診断と治療について解説する。
耳閉感(耳閉塞感)は日常の診療でよく遭遇する症状であり,耳閉感=耳管狭窄症=耳管通気という観念が長く続いていた。しかしここ数年,耳閉感は種々の疾患で認められる症状であることが理解されてきた。実際には,耳疾患すべてに耳閉感が起こるといっても過言ではない。しかし耳閉感を主訴に受診する患者はある程度限定されてくる。耳閉感を主訴としうる代表的疾患を表1に示した。耳閉感を主訴に来院した患者に対する診断と治療について解説する。
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