文献詳細
原著
文献概要
はじめに
下咽頭梨状窩瘻(piriform sinus fistula)は,若年より反復する前頸部感染歴を特徴とする稀な疾患である。治療には瘻管の完全摘出が必要とされており,不完全な場合には術後も頸部感染症を反復することになり治療に難渋する。今回われわれは最近経験した梨状窩瘻4例を報告するとともに,主に治療に関し若干の考察を加える。
下咽頭梨状窩瘻(piriform sinus fistula)は,若年より反復する前頸部感染歴を特徴とする稀な疾患である。治療には瘻管の完全摘出が必要とされており,不完全な場合には術後も頸部感染症を反復することになり治療に難渋する。今回われわれは最近経験した梨状窩瘻4例を報告するとともに,主に治療に関し若干の考察を加える。
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