icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科69巻3号

1997年03月発行

原著

カフスボタン状気管孔カニューレ使用中の突発事故について

著者: 緒方洋一1 坂本成子1 今手祐二1 高橋正紘1

所属機関: 1山口大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.207 - P.210

文献概要

 はじめに
 カフスボタン状気管カニューレ(レティナ®:以下,レティナ)は気管カニューレの長期装着による諸問題を補い,患者負担を軽減する目的で1980年に開発された1)。それ以来多くの領域で利用されているが,レティナ装着に伴う重篤な合併症や事故は報告されていない。今回われわれはレティナを装着した2症例で,スピーチバルブ着脱の際誤ってレティナ本体を抜去し呼吸困難に陥るという突発事故に遭遇した。症例を呈示するとともに,原因とその対策について考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら