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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科69巻6号

1997年05月発行

特集 外傷と耳鼻咽喉科

1.耳 3.鼓膜・中耳・内耳

1.直達外力による外傷 ②外傷性耳小骨離断

著者: 内藤泰1

所属機関: 1京都大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.34 - P.40

文献概要

 ■はじめに
 外傷性耳小骨離断は,耳かきなどの外力が経外耳道的に直達して離断に至る場合と,爆発や平手打ちなどの圧外傷,頭部打撲による衝撃などで耳小骨が変位して引き起こされる場合がある。直達外力による傷害は,外耳道から直線的に到達される部位として主にキヌタ骨長脚,キヌタ・アブミ関節,アブミ骨に生じ,一方間接的に力が加わった場合はキヌタ骨の変位がほとんどである。本稿では外傷性耳小骨離断に関連する解剖,症状と検査・診断,治療について自験例も併せて概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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