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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科69巻6号

1997年05月発行

文献概要

特集 外傷と耳鼻咽喉科 1.耳 3.鼓膜・中耳・内耳

1.直達外力による外傷 ③内耳障善を伴うもの

著者: 中村正1

所属機関: 1山形大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.41 - P.45

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 ■はじめに
 身体,特に頭部に何らかの外力が加えられた後に,耳鳴・難聴などの蝸牛障害,あるいはめまいなどの平衡障害が出現することがある。これは外力(外傷)が,何らかの機序で,主に内耳に対して影響を与えたことにより発現した障害であり,これを外傷性内耳障害と呼んでいる。
 内耳障害を起こすような外傷には様々なものが考えられるが,いずれも別項で述べられる外リンパ瘻あるいは側頭骨骨折などと密接な関連をもっており,救急医療として外傷性内耳障害を扱うに際しては,これらの疾患を常に念頭に置く必要がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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