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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科69巻6号

1997年05月発行

特集 外傷と耳鼻咽喉科

II.鼻・副鼻腔

2.吹き抜け骨折

著者: 大久保公裕1

所属機関: 1日本医科大学耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.66 - P.70

文献概要

 ■はじめに
 吹き抜け骨折(blowout fracture)は眼窩部へ前方から外力が加わり生じる。この時,眼窩内容物(主として眼球)が後方へ圧迫され,眼窩内圧が上昇し眼窩下壁,内側壁の骨を損傷,骨折を作り,そこから眼窩内容物が副鼻腔(上顎洞,篩骨洞)へ逸脱したものである。嵌頓することも多く,その程度,内容物の状態によっては早急な手術が必要となるものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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