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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科69巻8号

1997年07月発行

原著

耳下腺上皮性腫瘍の臨床症状と診断的意義

著者: 鈴木政美1 竹生田勝次1 西嶌渡1 鈴木政彦1

所属機関: 1埼玉県立がんセンター耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.541 - P.544

文献概要

 はじめに
 耳下腺に発生した腫瘍を評価する場合,大きく2つの方法に分けられる。1つはいわゆる臨床症状から評価する方法である。これは腫瘍の存在から引き起こされる症状の有無から腫瘍の性質を評価するもので,顔面神経麻痺,疼痛,急速増大傾向などが挙げられる。もう1つは検査所見から評価する方法である。これは腫瘍そのものをターゲットにして得られた所見から,腫瘍の性質を評価するものでMRI,CT,超音波,穿刺吸引細胞診などが挙げられる。後者に関しては,その有用性や意義について昨今多くの報告がされている。しかし前者に関しては,系統だててその意義について考察している報告は少ない。そこで,われわれは耳下腺上皮性腫瘍の臨床症状に着目し,検討を行ったので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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