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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科69巻9号

1997年08月発行

原著

喉頭全摘を施行した眼・咽頭筋ジストロフィーの1症例

著者: 馬場優1 佃守1 榎本浩幸1 河野英治1 河合敏1 池間陽子1 水野浩美1

所属機関: 1横浜市立大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.618 - P.622

文献概要

 はじめに
 嚥下の動的障害をきたす疾患としては,筋萎縮性側索硬化症,重症筋無力症,多発性筋炎などがある。これら疾患の多くは顔面,体幹,四肢の筋が早期に侵されるため,嚥下障害は一部分症状としてみられることが多い。一方,嚥下障害を主症状とする筋原性疾患の1つとして眼・咽頭筋ジストロフィーoculopharyngeal muscular dystro-phy (以下,OPMD)が挙げられる。今回われわれはOPMDによる嚥下障害に対して,喉頭全摘術を施行し嚥下困難の改善をみた症例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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