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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科69巻9号

1997年08月発行

原著

頸部皮下気腫および縦隔気腫をきたした2症例

著者: 水野文恵1 阿部和也2 加瀬康弘3

所属機関: 1社会保険中央総合病院耳鼻咽候科 2東京大学医学部附属病院分院耳鼻咽候科 3埼玉医科大学耳鼻咽候科学教室

ページ範囲:P.633 - P.636

文献概要

 はじめに
 日常診療において,頸部皮下気腫および縦隔気腫に耳鼻咽候科医が遭遇する頻度は比較的少ない。基礎疾患をもった症例や胸部症状を主訴にする場合は小児科や内科を受診することが多く,外傷が原因の場合は外科を受診することが多いことがその理由として挙げられる1)。
 今回われわれは,頸部皮下気腫および縦隔気腫をきたし,保存的治療にて軽快した症例を2例経験したので若干の文献的考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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