文献詳細
原著
巨大な耳下腺腫瘍を形成した神経線維腫症1型の1症例
著者: 浅田行紀12 鈴木秀明1 松浦一登2 志賀清人3 古川加奈子2 中林成一郎1
所属機関: 1国立仙台病院耳鼻咽喉科 2東北大学医学部耳鼻咽喉科 3宮城県立がんセンター
ページ範囲:P.21 - P.24
文献概要
神経線維腫症は,1882年にRecklinghausenによって初めて報告された常染色体優性の遺伝性疾患であり1),皮膚および神経の多発性の神経線維腫,カフェ・オ・レ斑を主徴とし骨病変,眼病変などの多彩な症候を呈することが知られている。今回われわれは,耳下腺部に急速に増大する神経線維腫を形成した1例を経験したので報告する。
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