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トピックス 頭頸部癌—私の治療方針と成績(その2) 4.頸部転移を有する中咽頭癌
②高知医科大学病院の場合
著者: 岸本誠司12
所属機関: 1国立がんセンター東病院頭頸科 2高知医科大学附属病院手術部
ページ範囲:P.653 - P.657
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中咽頭癌に対する治療方針を決定する場合,原発巣の制御と同時に,6〜70%と高頻度に出現する頸部リンパ節転移1,2)に対する制御も考慮に入れ,両者の治療をどのように組み合わせて行うかを検討することが重要となってくる。
本稿では,過去11年間に高知医科大学において加療した中咽頭扁平上皮癌新鮮例65例を対象として,頸部リンパ節に対する治療法およびその成績を中心に検討し,リンパ節転移に対する適切な治療法の選択について考察を加える。
中咽頭癌に対する治療方針を決定する場合,原発巣の制御と同時に,6〜70%と高頻度に出現する頸部リンパ節転移1,2)に対する制御も考慮に入れ,両者の治療をどのように組み合わせて行うかを検討することが重要となってくる。
本稿では,過去11年間に高知医科大学において加療した中咽頭扁平上皮癌新鮮例65例を対象として,頸部リンパ節に対する治療法およびその成績を中心に検討し,リンパ節転移に対する適切な治療法の選択について考察を加える。
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