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原著
鼻腔神経鞘腫の1例
著者: 野宮重信1 江谷勉1 服部謙志1 小田幸江1 山本貴義1 赤木博文1 西崎和則1
所属機関: 1岡山大学医学部耳鼻咽喉科学教室
ページ範囲:P.687 - P.690
文献購入ページに移動神経鞘腫は身体のあらゆる部位に発生する可能性があるが,術前の確定診断は得られにくく,組織学的検査が重要である。また,治療は外科的切除のみであり,完全に摘出しなければ再発を繰り返したり,悪性化の経過をたどることもあるため十分な注意が必要である1,2)。耳鼻咽喉科領域では聴神経に発生しやすく,鼻副鼻腔の神経鞘腫に遭遇することは少ない。今回われわれは,鼻腔原発の神経鞘腫症例を経験したので報告する。
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