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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科70巻10号

1998年09月発行

文献概要

原著

鼻腔神経鞘腫の1例

著者: 野宮重信1 江谷勉1 服部謙志1 小田幸江1 山本貴義1 赤木博文1 西崎和則1

所属機関: 1岡山大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.687 - P.690

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 はじめに
 神経鞘腫は身体のあらゆる部位に発生する可能性があるが,術前の確定診断は得られにくく,組織学的検査が重要である。また,治療は外科的切除のみであり,完全に摘出しなければ再発を繰り返したり,悪性化の経過をたどることもあるため十分な注意が必要である1,2)。耳鼻咽喉科領域では聴神経に発生しやすく,鼻副鼻腔の神経鞘腫に遭遇することは少ない。今回われわれは,鼻腔原発の神経鞘腫症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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