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医療ガイドライン
皮膚縫合創に対するフィルム・ドレッシング材の使用例
著者: 熊谷重城1
所属機関: 1公立築館病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.772 - P.775
文献購入ページに移動 縫合創の新しい処置法
術後の皮膚縫合創の処置は抜糸まで連日のように消毒を行い,創を被覆するガーゼを交換するのが一般的である。しかし,この処置法に対して最近では疑問が投げられている1)。
近年創傷被覆材としての新素材が開発され,主に外科領域を中心にこれらを縫合創に使用した例が報告されるようになった2,3)。今回筆者は耳鼻咽喉科領域の術後にフィルム・ドレッシング材(オプサイト*ウンド:以下,オプサイトと略)を使用しその有用性を検討したので報告する。
術後の皮膚縫合創の処置は抜糸まで連日のように消毒を行い,創を被覆するガーゼを交換するのが一般的である。しかし,この処置法に対して最近では疑問が投げられている1)。
近年創傷被覆材としての新素材が開発され,主に外科領域を中心にこれらを縫合創に使用した例が報告されるようになった2,3)。今回筆者は耳鼻咽喉科領域の術後にフィルム・ドレッシング材(オプサイト*ウンド:以下,オプサイトと略)を使用しその有用性を検討したので報告する。
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