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喉頭領域における遠隔医療の試みと意義
著者: 古川政樹1 古川まどか2 溝尻源太郎3
所属機関: 1横浜市立大学医学部附属浦舟病院 2神奈川県立がんセンター頭頸科 3みぞじりクリニック耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.853 - P.856
文献購入ページに移動遠隔医療は映像を含む患者情報の伝送に基づき,遠隔地から診断,指示などの医療行為および医療に関連した行為を行うことをいう。病理診断,放射線診断,眼科領域における眼底画像の診断など画像情報に関する分野では,既に実用レベルでの取り組みがなされている。一方,耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域においては,局所所見が診断に重要な位置を占めることから,遠隔医療の有用性は高いと思われるが1),本邦におけるまとまった報告はみられない。今回われわれは小型プリントスキャナを用い,喉頭領域疾患における局所所見の簡便な画像伝送を試み,若干の知見を得たので報告する。
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