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原著
当科における鼻骨骨折の臨床的検討
著者: 及川敬太1 飯塚桂司1 樋口栄作1 大渡隆一郎1 武市紀人1
所属機関: 1市立釧路総合病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.94 - P.98
文献購入ページに移動鼻骨骨折の診断は主に現病歴の聴取,視診,触診,鼻内所見によりなされるが,受傷直後を除けば骨折部位付近の軟部組織の腫脹は強くなり,視診,触診による診断は困難となるため1,2),画像診断が必要となる。今回われわれは,過去4年5か月間に当科を受診した鼻骨骨折症例の集計的観察を行うとともに,単純X線写真とCT画像の比較,CT画像における骨折の形態などについて広田ら1)の方法に準じて検討した。
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