文献詳細
特集 高齢者の耳鼻咽喉科・頭頸部疾患—治療とリハビリのてびき
1.高齢者の聴覚障害
文献概要
はじめに
高齢化社会を迎え,いわゆる老人性難聴者の数はますます増加していくと考えられる。老人性難聴とは年齢以外に原因のない難聴をいうが,仮に年齢以外に原因があったとしても,手術による聴力改善や薬物治療が望めない場合は,すべて補聴器が考慮の対象になる。難聴の高齢者は,コミュニケーションの手段が制限されるため,社会から孤立しがちであるが,補聴器の適切な装用により,コミュニケーションの輪に参加できるよう,耳鼻科医の積極的な取り組みが望まれる。
高齢化社会を迎え,いわゆる老人性難聴者の数はますます増加していくと考えられる。老人性難聴とは年齢以外に原因のない難聴をいうが,仮に年齢以外に原因があったとしても,手術による聴力改善や薬物治療が望めない場合は,すべて補聴器が考慮の対象になる。難聴の高齢者は,コミュニケーションの手段が制限されるため,社会から孤立しがちであるが,補聴器の適切な装用により,コミュニケーションの輪に参加できるよう,耳鼻科医の積極的な取り組みが望まれる。
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