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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科70巻5号

1998年04月発行

文献概要

特集 高齢者の耳鼻咽喉科・頭頸部疾患—治療とリハビリのてびき 6.高齢者の嚥下障害

②老人の嚥下障害の治療とリハビリテーション

著者: 伊藤裕之1 根本明宜2 加藤孝邦3

所属機関: 1神奈川リハビリテーション病院耳鼻咽喉科 2横浜市立大学医学部附属病院リハビリテーション科 3東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.107 - P.110

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 はじめに
 老化とは,疾患あるいは病的過程によらない生理学的な不可逆的変化である。老化は,人間の機能の全てに認められる現象であり,嚥下機能も例外ではない。老人の嚥下障害には個人差が大きく,臨床的には生理的変化と病的変化とを厳密に区別することは困難であるが,日常生活に支障をきたすような嚥下障害はリハビリテーションの対象となり得る。本稿では老人の嚥下機能について概説し,神奈川リハビリテーション病院で経験した65歳以上の老人の嚥下障害の症例を呈示して,老人の嚥下障害のリハビリテーション(以下,リハと略)について考えてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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