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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科70巻7号

1998年06月発行

原著

小児にみられた両側plunging ranulaの1症例

著者: 牧野弘治12 田村嘉之2 甲田晶子23 渡辺修一12 高橋秀明2 坂井真2

所属機関: 1伊勢原協同病院耳鼻咽喉科 2東海大学医学部耳鼻咽喉科学教室 3東海大学附属大磯病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.401 - P.405

文献概要

 はじめに
 ガマ腫(ranula)は舌下腺から発生する粘液嚢胞であり,その嚢胞が顎舌骨筋を超えて顎下部,頭下部,頸部に進展し,同部の腫脹をきたした場合にplunging ranulaと呼ばれる1)。このplunging ranulaは通常顎下型ガマ腫と訳され,顎下部または顎下部・舌下部の腫脹をきたす疾患である。
 今回われわれは,左側plunging ranula摘出後1年半経過し,右側にもplunging ranulaを認めた1症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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