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トピックス 頭頸部癌—私の治療方針と成績(その1) 1.舌癌T2N0M0症例
①国立がんセンターの場合
著者: 斉川雅久1 海老原敏1
所属機関: 1国立がんセンター東病院頭頸科
ページ範囲:P.471 - P.476
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早期舌癌に対する標準的治療法といえば,かつてはRa針による組織内照射であった。今回のテーマである舌癌T2N0M0症例を考えた場合でも,1962年の当院開院以来長い間治療の主役は組織内照射であった1)。それが最近になって急激に様変わりし,今や大多数の症例が手術を受けるようになっている。
このような変化はなぜ起きたのか,治療成績はどのように変わったのか,現在の治療方針において注意すべき点はどこかなどを検討したい。
早期舌癌に対する標準的治療法といえば,かつてはRa針による組織内照射であった。今回のテーマである舌癌T2N0M0症例を考えた場合でも,1962年の当院開院以来長い間治療の主役は組織内照射であった1)。それが最近になって急激に様変わりし,今や大多数の症例が手術を受けるようになっている。
このような変化はなぜ起きたのか,治療成績はどのように変わったのか,現在の治療方針において注意すべき点はどこかなどを検討したい。
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