文献詳細
原著
聴神経腫瘍の臨床像の10年間の推移
著者: 坂本徹1 福田諭1 佐藤信清1 柏村正明1 千田英二1 犬山征夫1
所属機関: 1北海道大学医学部耳鼻咽喉科学教室
ページ範囲:P.579 - P.583
文献概要
近年,MRIをはじめとした画像診断技術の発展に伴い,聴神経腫瘍が初期の段階で発見されるようになり,聴力正常例や非定型例の報告1〜5)も増加している。これらの症例に対する治療法の選択は重要な問題となってきている。今回,当院における聴神経腫瘍の臨床像の推移を検討する目的で,過去10年間の統計的観察と治療法の選択について考察した。
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