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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科70巻9号

1998年08月発行

原著

頭位眩暈を呈した神経サルコイドーシスの1例

著者: 森直樹1 矢部多加夫1 吉本裕1

所属機関: 1帝京大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.610 - P.614

文献概要

 はじめに
 頭位眩暈を主訴に当科を受診し,右側頭葉腫瘍の診断のもとに開頭による腫瘍摘出術が行われ,摘出標本よりサルコイドーシスと診断がついた神経サルコイドーシスの1例を経験した。サルコイドーシスの発症時自覚症状としては,霧視,羞明などの眼症状が最も多く,次いで皮疹,咳,全身倦怠感,発熱の順であり,眩暈が初発症状である例は少ない1)。本症例の病変部位と眩暈との関係について,考察を加え報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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