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原著
当科における進行喉頭癌(stage III, IV)症例の検討
著者: 糸数哲郎1 古謝静男1 真栄城徳秀1 松村純1 新濱明彦1 稲嶺智広1 嘉数光雄1 宇良政治1 野田寛1
所属機関: 1琉球大学医学部耳鼻咽喉科学教室
ページ範囲:P.27 - P.30
文献購入ページに移動喉頭癌は頭頸部悪性腫瘍の中で最も頻度の高い腫瘍であるが,その予後は比較的良好である。一般に早期喉頭癌には放射線治療が多く行われ,その根治性も高い。それに対して進行喉頭癌には手術を主体にした治療が行われ,その治療成績も向上しているが,まだ満足できるものではない。今回われわれは,琉球大学医学部附属病院耳鼻咽喉科で,一次治療を行った進行喉頭癌(stage III, IV)症例について検討し,治療成績改善のための若干の考察を行ったので報告する。
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