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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科71巻11号

1999年10月発行

文献概要

原著

都立広尾病院・耳鼻咽喉科の救急外来における最近2年間の集計—14年前との比較

著者: 安部治彦1 井上都子1

所属機関: 1東京都立広尾病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.787 - P.791

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 はじめに
 休日や夜間の救急外来は,国民の健康を守るうえでも重要であることはいうまでもない。近年,社会構造の変化により夜間,休日の受診者数は増加の一途をたどっている1〜3)。当院には12系列の救急体制があり,1次から3次救急までを取り扱っている。当科は眼科,泌尿器科,皮膚科,形成外科,放射線科の6科で混合系をつくり,耳鼻咽喉科の患者のみの診療にあたっているが,1次救急のものがほとんどである。
 今回,最近2年間における当院耳鼻咽喉科の救急外来の集計を行ったので,一般市中病院の実態を報告するとともに,14年前に行った集計と比較し4),疾病や社会の変化について検討したので報告する。また将来,耳鼻咽喉科が救急患者に対してどのように対処したらよいかについても言及した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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