文献詳細
文献概要
連載 小児の耳鼻咽喉科・頭頸部外科シリーズ
②異物の取り扱い
著者: 市村恵一1
所属機関: 1自治医科大学耳鼻咽喉科学教室
ページ範囲:P.795 - P.801
文献購入ページに移動 I.外耳道異物
1.頻度,異物の種類
施設により異なるものの,第一線医療機関においては小児例の割合は40〜60%である1,2)。プラスチックのビービー弾とビーズが最も多く,6歳以上になると外耳道が広くなるためか,成人で多い昆虫(ゴキブリ,カナブンなど)の迷入が増加する1)。そのほかにガラス玉,豆類,小石,粘土など丸い物体を自分で外耳道に押し込む場合が多い。
1.頻度,異物の種類
施設により異なるものの,第一線医療機関においては小児例の割合は40〜60%である1,2)。プラスチックのビービー弾とビーズが最も多く,6歳以上になると外耳道が広くなるためか,成人で多い昆虫(ゴキブリ,カナブンなど)の迷入が増加する1)。そのほかにガラス玉,豆類,小石,粘土など丸い物体を自分で外耳道に押し込む場合が多い。
掲載誌情報