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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科71巻12号

1999年11月発行

トピックス ことばの障害と耳鼻咽喉科

2.構音障害

著者: 森一功1 庄司治子1 香田千絵子1

所属機関: 1久留米大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.827 - P.833

文献概要

 はじめに
 一般に構音とは,口唇,舌,軟口蓋,下顎骨などの発語器官(構音器官)を種々に動かして咽頭,口腔などの形態を変化させることで語音としての必要な特性を音声波に与える操作1)と定義される。そのため,構音障害とは,このような操作で産生した音が正しい音響学的特性を備えていない場合のことであり,以下のように分類できる。
 1.器質的構音障害
 上述のような構音器官に器質的な異常がある場合で,口蓋裂(以下,CPと略)や舌中咽頭の癌の手術後,外傷などによる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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