icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科71巻13号

1999年12月発行

原著

鼻・副鼻腔内向型乳頭腫に対する内視鏡下鼻内手術

著者: 中野宏1 柴田敏章1 中井茂1 栢野香里1 福島龍之1 河田了1

所属機関: 1京都第一赤十字病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.913 - P.916

文献概要

 はじめに
 鼻・副鼻腔内向型乳頭腫(inverted papilloma)は良性腫瘍であるが,再発しやすく,組織破壊性があり,癌の合併や癌化の可能性もあることから,臨床的には悪性腫瘍に準じた治療が施行されることが多い。一方,近年内視鏡下鼻内手術(以下,ESSと略)の普及と進歩に伴い,内向型乳頭腫に対するESSの適応について検討されるようになってきた1〜6)
 今回われわれは,内向型乳頭腫3例に対しESSを施行し,本疾患に対するESSの適応と限界および手術に際しての注意点などについて検討したので,若干の文献的考察を加え報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら