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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科71巻3号

1999年03月発行

原著

覚醒剤中毒により咽頭を自傷した1例

著者: 安部治彦1 井上都子1 井上美知子2 構木睦男3

所属機関: 1東京都立広尾病院耳鼻咽喉科 2湯田医院 3東京都立広尾病院神経科

ページ範囲:P.191 - P.193

文献概要

 はじめに
 近年,本邦においても再び覚醒剤の乱用が増加したため,これによる事故が増えている1)。症状は軽度な精神障害より中毒死に至るまで種々であり,自傷する例もみられる2)。今回,われわれは覚醒剤の乱用により精神錯乱をきたし,割箸で上咽頭から下咽頭までを損傷して頸部の皮下および縦隔気腫をきたした1例を経験した。この種の報告は耳鼻咽喉科領域ではほとんどみられないので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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