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特集 再建外科 I.再建材料とその採取法 5.骨弁
腓骨皮弁
著者: 田原真也1 中原実1
所属機関: 1神戸大学医学部形成外科学教室
ページ範囲:P.86 - P.88
文献購入ページに移動 I.特徴
頭頸部悪性腫瘍摘出に際して,軟部組織のみならず,硬組織までが合併切除されることは少なくない。このような場合の再建材料は,骨と軟部組織からなる血管柄付き自家複合組織移植が第1選択である。その代表である腓骨皮弁について述べる。その特徴は以下のごとくである。
1)一対の腓骨動静脈を血管柄として腓骨(fibula)および下腿皮弁(peroneal flap)1)を同時に移植することができる2)(図1)。
頭頸部悪性腫瘍摘出に際して,軟部組織のみならず,硬組織までが合併切除されることは少なくない。このような場合の再建材料は,骨と軟部組織からなる血管柄付き自家複合組織移植が第1選択である。その代表である腓骨皮弁について述べる。その特徴は以下のごとくである。
1)一対の腓骨動静脈を血管柄として腓骨(fibula)および下腿皮弁(peroneal flap)1)を同時に移植することができる2)(図1)。
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