文献詳細
目でみる耳鼻咽喉科
金属アレルギーによる口腔病変
著者: 毛利学1 森田章介2 北條博一3
所属機関: 1大阪歯科大学耳鼻咽喉科学講座 2大阪歯科大学口腔外科学第二講座 3大阪歯科大学口腔診断学講座
ページ範囲:P.490 - P.491
文献概要
金属アレルギーの診断はパッチテストによってアレルゲン金属を特定し,口腔内の補綴修復物のどの部位にアレルゲン金属が含まれているかを正確に特定するためにX線マイクロアナライザー(EPMA)を用いて分析する。パッチテスト用の金属試薬は20種類あり,試薬の一滴を検査用絆創膏に滴下して被験者の背中に貼りつける(図1)。2日後に絆創膏を除去して,2日目,3日目,7日目の3回判定する。判定は紅斑,浮腫,水疱が出現した場合を陽性とする。
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