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原著
Sinus histiocytosis with massive lymphadenopathy(Rosai-Dorfman syndrome)の1症例
著者: 村上大造1 木下澄仁2 定永恭明2 宮山東彦3 津田弘之4
所属機関: 1熊本大学医学部耳鼻咽喉科学教室 2熊本市民病院耳鼻咽喉科 3熊本市民病院臨床病理 4熊本市民病院血液内科
ページ範囲:P.511 - P.514
文献購入ページに移動Sinus histiocytosis with massive lymphadenopathy(SHMLと略:Rosai-Dorfman syndrome)1)は,リンパ節腫大を特徴とするリンパ洞を中心とした組織球症であり,その多くは頸部リンパ節に認められる2)。数少ない疾患であり,その多くは白人,黒人にみられ,日本人での症例報告も少数である3〜5)。今回われわれは,両側頸部リンパ節腫大を呈した1症例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する。
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