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原著
当科における後天性外耳道狭窄,閉塞症例—その手術手技について
著者: 下郡博明1 菅原一真1 増満洋一2 高橋正紘1
所属機関: 1山口大学医学部耳鼻咽喉科学教室 2山口県厚生連小郡第一総合病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.549 - P.552
文献購入ページに移動後天性外耳道狭窄,閉塞症は古くから知られている疾患であり,その原因として外傷,炎症,腫瘍,医原性が挙げられている1〜4)。統計資料による裏づけはないが,近年これらの疾患,中でも慢性外耳道炎で肉芽の増生,肥厚により外耳道が狭窄,閉塞する例が増加しているように思われる。当科では,最近3年間に後天性外耳道狭窄,閉塞症(外耳道真珠腫で狭窄,閉塞をきたしたものを除く)7例に対して手術を行った。今回われわれは,この7例について詳細を報告し,術式選択について述べる。
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