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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科71巻9号

1999年08月発行

原著

突発性難聴の治療についての検討—特に星状神経節ブロックとステロイドおよびプロスタグランディンの併用について

著者: 伊與田貴之1 吉原重光2 相馬啓子2 吉田昭男2 増田純一3

所属機関: 1済生会神奈川県病院耳鼻咽喉科 2けいゆう病院耳鼻咽喉科 3けいゆう病院麻酔科

ページ範囲:P.619 - P.623

文献概要

 はじめに
 突発性難聴は急激に発症する感音難聴で,血管の攣縮,ウイルス感染,炎症,アレルギー反応などによる内耳循環障害が原因と考えられている1,2)。急性期には,ステロイド,循環改善剤,ビタミンB12などの経口投与または点滴静注を中心とした治療を行うことが多い。また,点滴治療以外の治療方法として星状神経節ブロック(以下,SGBと略)や高気圧酸素療法なども行われている。今回われわれは,突発性難聴の治療,特にSGBの有用性について検討を加えたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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