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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科72巻1号

2000年01月発行

目でみる耳鼻咽喉科

下垂体より鼻・副鼻腔まで進展したプロラクチノーマの1症例

著者: 臼井信治1 石塚洋一1 小山悟1 白居芳幸1 長島春子2 中山比登志2

所属機関: 1帝京大学医学部附属溝口病院耳鼻咽喉科 2帝京大学医学部附属溝口病院脳神経外科

ページ範囲:P.6 - P.7

文献概要

 プロラクチノーマは,下垂体前葉より発生する良性腫瘍で,原発性脳腫瘍の約6%を占める。鼻・鼻腔へ進展するケースは極めて稀である。今回われわれは,鼻閉を主訴に受診し,下垂体より鼻・副鼻腔まで進展した巨大なプロラクチノーマの1症例を経験したので報告する。
 症例は44歳,男性。左の鼻閉,鼻出血を主訴として受診した。平成10年2月頃より左鼻閉,鼻出血が出現し症状が増悪したため,5月25日に当院を受診し,左鼻腔に悪性腫瘍を疑わせる所見を認めたため,6月1日に入院した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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