文献詳細
文献概要
原著
構語障害を主訴に当科を受診した重症筋無力症症例
著者: 石永一1 加藤昭彦1 山田弘之1
所属機関: 1山田赤十字病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.65 - P.68
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重症筋無力症(以下,MGと略)は末梢神経と横紋筋の接合部が特異的に障害される疾患であるが,耳鼻咽喉科医が直接診断および治療に関わることは少ない。ただし重症筋無力症の中には,嚥下障害,構語障害を初発症状として発症するものもあり1),日常診療で咽喉頭の疾患を扱うわれわれ耳鼻咽喉科医にとっても,当然頭に入れておくべき疾患の1つと考えられる。今回われわれは,構語障害を主訴に当科を受診し,最終的に重症筋無力症と診断された1症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する。
重症筋無力症(以下,MGと略)は末梢神経と横紋筋の接合部が特異的に障害される疾患であるが,耳鼻咽喉科医が直接診断および治療に関わることは少ない。ただし重症筋無力症の中には,嚥下障害,構語障害を初発症状として発症するものもあり1),日常診療で咽喉頭の疾患を扱うわれわれ耳鼻咽喉科医にとっても,当然頭に入れておくべき疾患の1つと考えられる。今回われわれは,構語障害を主訴に当科を受診し,最終的に重症筋無力症と診断された1症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する。
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