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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科72巻10号

2000年09月発行

原著

乳歯気管支異物の1症例

著者: 成尾一彦1 岡本雅典1 小泉敏三1 福田多介彦1 上村裕和1 家根旦有1 藤田信哉1 細井裕司1

所属機関: 1奈良県立医科大学耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.695 - P.697

文献概要

 はじめに
 気管・気管支異物症は窒息など直接生命にかかわることもあり,耳鼻咽喉科医としてその取り扱いには熟知しておく必要がある。近年内視鏡医が軟性ファイバースコープを用いて摘出する例も増加しているが,摘出困難な小児のピーナッツ異物などではわれわれ耳鼻咽喉科医が硬性気管支鏡下に摘出するのが一般的で,気管・気管支異物症については耳鼻咽喉科医がその責務を担っている。
 今回,発症状況が特異で,かつ,比較的稀な乳歯気管支異物を血液ガス連続モニタリングシステムで動脈血の酸素ならびに二酸化炭素をモニターしながら硬性気管支鏡下に摘出したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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