文献詳細
原著
睡眠時無呼吸症候群にて判明した末端肥大症の1例
著者: 篠昭男1 森川敬之1 吉原俊雄1 石井哲夫1 鍋島みどり2
所属機関: 1東京女子医科大学耳鼻咽喉科学教室 2呉羽総合病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.923 - P.927
文献概要
末端肥大症は成長ホルモン(GH)の分泌過剰が骨端線閉鎖以降に起こり,四肢,末端が肥大する疾患で,また舌や鼻咽喉頭粘膜の肥厚により二次的に睡眠時の無呼吸が合併することも多い1〜7)。
今回われわれは,睡眠時の無呼吸の症状により末端肥大症が明らかになり,下垂体腺腫摘出術が奏効した1例を経験したので,文献的検討を加え報告する。
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