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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科72巻3号

2000年03月発行

目でみる耳鼻咽喉科

尋常性天疱の1症例

著者: 西平茂樹1 中田吉彦1 坂本賢生2 山内博幸3

所属機関: 1秋田県厚生連雄勝中央病院耳鼻咽喉科 2秋田大学医学部耳鼻咽喉科学教室 3山内耳鼻咽喉科医院

ページ範囲:P.162 - P.163

文献概要

 尋常性天疱瘡の80%以上の症例では,その全経過中に口腔・咽頭粘膜の病変が発現し,50%以上の症例で口腔粘膜の病変が初発症状となることが報告されている1)。しかし,患者数が少ないためか2),われわれ耳鼻咽喉科医が実際に症例を経験することは比較的少なく,本疾患の食道粘膜組織に関する報告はさらに少ない3)
 今回,広範囲に咽頭粘膜剥脱が観察された尋常性天疱瘡症例で,肉眼的には剥脱病変を認めなかった頸部食道粘膜にも本疾患に特徴的な病理組織学的変化が観察された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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