文献詳細
目でみる耳鼻咽喉科
文献概要
内耳(迷路)は側頭骨内に存在する小器官であり,通常外部から観察することが困難で,また立体的に複雑な構造を有している。その構造を理解するためには,側頭骨の解剖実習あるいはCTなどの画像から自分の頭で立体的にイメージするしか方法がなかった。近年の画像処理技術の進歩により,2次元から3次元表示が可能となり,さらに任意の方向から観察することができるようになった。本稿では,ヒトの内耳の立体構造を3次元的に画像化することができたので教育の意味も含めて紹介する。
画像撮影は,spiral CT (X-Vision,TOSHIBA)により,512×512matrix,120 KV,200 mA,1mm sliceの条件で撮影し,0.3mmで再構成した。画像データはWork station (X-Tension,TOSHIBA)を用いて,閾値を500(350〜750)/1,000に設定し3次元画像再構築を行った。また任意の断面を作成し,内耳の内部構造をも観察した。
画像撮影は,spiral CT (X-Vision,TOSHIBA)により,512×512matrix,120 KV,200 mA,1mm sliceの条件で撮影し,0.3mmで再構成した。画像データはWork station (X-Tension,TOSHIBA)を用いて,閾値を500(350〜750)/1,000に設定し3次元画像再構築を行った。また任意の断面を作成し,内耳の内部構造をも観察した。
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