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特集 全身疾患と耳鼻咽喉科 Ⅰ.呼吸器疾患
3.薬剤誘発性肺炎と耳鼻咽喉科
著者: 藤村直樹1 谷川幹夫2 岸裕人2
所属機関: 1国立療養所比良病院内科 2国立療養所比良病院薬剤科
ページ範囲:P.18 - P.29
文献購入ページに移動非ステロイド系消炎鎮痛剤NSAIDなどによる喘息,気管支痙攣は臨床的に極めて重要な問題であり,NSAID投与時には常にその発生の危険性を忘れるべきではないが,本稿では主に薬剤誘発性肺炎に限って詳説したい。薬剤誘発性肺炎は①肺傷害・間質性肺炎,②好酸球増多性肺浸潤:PIE,③胸水,胸膜炎がある。これらを「医薬品情報検索システムDISC」(株式会社帝人システムテクノロジー)にて検索し,各副効果に関する薬剤を薬効分類別に示した。
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