文献詳細
文献概要
特集 全身疾患と耳鼻咽喉科 Ⅲ.内分泌・代謝障害
1.高カルシウム血症・低カルシウム血症と耳鼻咽喉科
著者: 会田薫1 多和田眞人1 女屋敏正1
所属機関: 1山梨医科大学第3内科学教室
ページ範囲:P.85 - P.88
文献購入ページに移動 はじめに
血清中のカルシウム(Ca)のうち約45%はアルブミンを初めとする血清蛋白と結合しており,数%は陰イオンと可溶性複合体を作る。残りの約50%がイオン化Ca (Ca2+)として存在し,生体の機能にとって重要なのはこの血中Ca2+濃度である。
イオン化Caの測定も最近は比較的容易に行われるようになったが,通常の検査では血清総Caを測定している。血清アルブミン(Alb)濃度が低下するとAlb結合Ca分画が減少するので,血清Alb濃度が4g/dl以下のときは次式で補正する。
血清中のカルシウム(Ca)のうち約45%はアルブミンを初めとする血清蛋白と結合しており,数%は陰イオンと可溶性複合体を作る。残りの約50%がイオン化Ca (Ca2+)として存在し,生体の機能にとって重要なのはこの血中Ca2+濃度である。
イオン化Caの測定も最近は比較的容易に行われるようになったが,通常の検査では血清総Caを測定している。血清アルブミン(Alb)濃度が低下するとAlb結合Ca分画が減少するので,血清Alb濃度が4g/dl以下のときは次式で補正する。
掲載誌情報